小さな小さな振り子時計を作ろう

小さな振り子時計を作ってみました。
合板ではなく、無垢の木材から歯車を切りだして作ってみます。
歯車のモジュールは0.5
「木時計-WoodGear-」 や 「木時計-simple-」の歯車はモジュール2の歯車をベースに設計しているので1/4のサイズになります。
モジュール0.5の小さな歯車

木時計のデザインは古くからあるオーソドックスなデザインにしてみました。
DSC_2347

 

動作風景

開発製作過程

まず、シデの角材をバンドソーで必要なサイズに切断します。
バンドソーで角材を切断

このままでは歯車として分厚すぎるので縦に引き割りします
縦に挽き割りしました

バンドソーで加工した木材です。
必要なサイズに加工した木材

先のどの木材を歯車状に加工しました。
モジュールは0.5小さな歯車は5.5mmほどになります。
6mmほどの小さな歯車

木でつくった小さな歯車

歯車を真鍮の軸に通します。
歯車に軸を通す

おもりも木でできるだけ精巧に作ってみました。
ウッドターニングと呼ばれる木工旋盤を使った加工方法を試してみましたがなかなかうまくいきました。
木で作った錘

 

木材なのでそのままでは軽過ぎて錘として使えません。
金属の中で比較的重い真鍮丸棒を旋盤で加工して中に詰めてみました。
真鍮の丸棒を詰める

↓木の詰板を接着剤で貼りつけました。
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文字盤も木材から削りだして作ってみました。
文字盤の文字も木でできています

全てのまーつを作ったら組み立てます。
いよいよ時計の姿になってきます。
極小サイズの木時計を組み立てる

仮組してみました。
なかなかいい感じです。
木時計を仮組してみました

木でてきた小さな滑車。
錘を吊るす紐の長さを半分にすることができます。
この様に錘を引っ掛けて使います
錘と滑車

壁に掛ける時は専用のアタッチメントを虫ピン2本で止めるだけ
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時間の進み方を調整する振り子調整ネジも実は木材を精密加工して作っています。
振り子の調整ネジ

振り子を本体に掛けて完成です。
振り子を時計に取り付ける

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ご興味ある方はこちらからご購入頂けます

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2 Comments »

  1. 新作かわいくていいですね。
    我が家の狭い壁面にほしいー一品です。
    おくりものにもなりますね。
    工作好きとしてはキットもいいですが
    図面から工作を楽しみたいですね。
    図面も販売してください。

    コメント by hal — 2015年3月23日 @ 11:14 AM

  2. そうですね。
    図面の販売も視野に入れております。
    図面販売は今しばらくお待ちください。

    コメント by 木時計工房管理人 — 2015年3月23日 @ 12:00 PM

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