木時計の巻き上げ装置に問題点が見つかったので改良しました。
私が作った木時計は、おもりを簡単に巻き上げられるように、巻き上げ機構を備えています。
↓こちらは木時計に使われている巻き上げ機構です。
独特の形状をしていますが、ばね等は使わずに逆回転すると必ずロックされる仕組みになっています。
この機構があるので、下のように紐を引っ張るとおもりが巻き上げられロックされるわけです。
ロック装置の問題と改良
機能的には問題ないのですが、御覧の通り爪の先端が尖っていて耐久性に問題がありそうです。
この部分には、おもり(500g)の力が直接かかります。
引っ掛かりの量も少ないので耐久性を上げるために改良すべきと判断しました。
改良は基本的な構造はそのままに、ロック部分の面積を大きくして耐久性をあげる方向で進めました。
図面を書き直し⇒シュミレーション
最後に試作品を作って正しく機能するか確かめます
改良後
↓完成したロック装置がこちらになります。
改良前と比べると、爪の引っ掛かりが深くなり、”点”ではなく”面”で引っ掛かっているのが分かると思います。
ロック装置の動きはこちらの動画でご覧下さい。